漫画 血と灰の女王 紹介

舞台は富士山が噴火した4か月後の日本。
富士山の火山灰を浴びた者の一部がヴァンパイアの能力を手に入れるという物語。
些細な物事から物事の本質を読み取る等、高い観察眼を持つ高校生、佐神 善はヴァンパイアに襲われた際に自分の中に眠っていたヴァンパイアの力が覚醒し、自分がヴァンパイアだと知る。
その覚醒を本作の主人公、ドミノ・サザーランドに目撃され拾われることになる。
ドミノはヴァンパイアの中でもトップクラスの能力を持つ真祖であり、ヴァンパイアの王を決める戦争の下準備をしていた。
ヴァンパイアとしての力を買われた善は、ドミノの下僕2号として5人の仲間たちとともに戦うのであった。

本作はヴァンパイアということでありながら、人の血を吸うと一定時間力が増すということ以外、容姿や見た目がヴァンパイアっぽいキャラは全く登場しない。
むしろ毛虫や蚊等、昆虫系や動物系の姿のキャラが多いので、本当にヴァンパイアなのか?とも思ってしまうほどだ。
だが、キャラによって使える能力があるので、まるで能力者バトル漫画をみているようでとても面白い。
序盤からグロテスクな描写があり、始めは抵抗がある人もいると思うが、その後の展開は最高に面白いのでオススメだ。
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漫画 約束のネバーランド 紹介

主人公エマはグレイスフィールドと呼ばれる孤児院で、たくさんの孤児とママ(イザベラ)と幸せに暮らしていた。
エマたちは赤ん坊の頃から特殊な勉強とテストにより育てられ、決して孤児院の外にでることは許されなかった。
そして、6歳から12歳までの間に里親に送りだされることになっていた。
ある日、里親が見つかり外にでることになったコニーが大事な人形を忘れている事に気づいたエマとノーマンは、近づくことを禁じられている「門」に向かう。
そこでエマたちは、鬼に食肉として出荷されるコニーの姿を目の当たりにすることとなる。
鬼の存在を知ったエマとノーマンは、グレイスフィールドの仲間と一緒に脱獄を計画する。

物語の始まりではとても幸せそうに暮らしていたエマたちでしたが、鬼の存在を知り急展開!
エマたちはグレイスフィールドから無事に脱獄することができるのか!?
そして、出ることを禁じられていた「外の世界」はいったいどうなっているのか?
エマたちの特殊な英才教育の意味とは!?
脱獄を妨害してくるママ(イザベラ)とのハラハラドキドキの展開が待ち受ける!
頭脳&戦闘が交じりあった最高の作品となっています!


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漫画 GANTZ 紹介



平凡な高校生、玄野計は酔っぱらって線路に落ちた男性を友人の加藤勝と一緒に助けようとするが、間に合わず電車に轢かれてしまう。
マンションの一室で目を覚ました2人の前には、黒い球と数人の男女の姿があった。
自分たちが生きているのか、死んでいるのかもわからず混乱している状況の中、黒い球から宇宙人を倒すことを命令される。
その後、黒い球が開き人数分の小型銃とパワードスーツが配られ、どこかの町に強制的に移動させられる。
皆は混乱する中、宇宙人と戦闘するがあっさりやられてしまう。
苦戦しながらも宇宙人に勝利した計たちだったが、また元いた部屋に戻される。
すると、黒い球が宇宙人を倒した者に点数を与えた後、外の扉が開き計たちは元の生活に戻れるのであった。

本作は宇宙人との戦闘がメインになるので、アクション好きにはとてもおすすめの作品だ。
恐竜や妖怪等、様々な宇宙人が登場し毎回違うアクション展開になってくるので、スムーズに読めるしみていて全く飽きない。
まるでド迫力のSF映画をみているような感覚になるので、宇宙人を倒すシーンはとても気分爽快だ。
伏線もしっかり練られておりいるので、最初から最後まで最高に楽しめる、読んで後悔しない作品だ。


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映画 ミスト 紹介

主人公デヴィッド・ドレイトンは、妻のステファニー、8歳の息子ビリーの3人で幸せに暮らしていた。
デヴィッドは買い出しのため、ビリーと地元のスーパーマーケットに向かっていた。
デヴィッドたちが買い物をしていると、外からパトカーや救急車のサイレンが鳴り始めた。
その直後、店外から鼻血を流した女性が入ってくる。
女性は「霧の中になにかがいる!」と叫び、やがて店外は白い霧に覆われた。
外には数々のモンスターが蠢いていて、デヴィッド
たちに襲いかかってくるのだった。

本作は、モンスターパニックでありながら、外のモンスターに怯えるあまり、仲間同士で殺しや裏切りを犯してしまう人間の汚さがメインで描かれている。
だが、あくまでモンスターパニックなので異様な形をしたモンスターとの戦闘はとても迫力があり、見逃せない展開となっている。
それに加え、デヴィッド自身の行動や選択が全て間違った方向に進んでしまうというのも、この作品の魅力の1つだ。
デヴィッドや狂人と化した登場人物たちの心の変化も楽しめる。

ラスト15分は普通の映画では考えられないような衝撃の展開になっているので、
鬱展開が好きなら間違いなく上位にランクインするおすすめの作品だ。


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漫画 進撃の巨人 紹介

その日人類は思い出した。
ヤツらに支配されていた恐怖を...
鳥籠の中に囚われていた屈辱を...


舞台は巨人に支配された世界。
主人公エレンの住む町は、巨人から身を守るため50mの壁で周りが覆われていた。

壁の外は人類にとって未知の領域であり、人類の
驚異である巨人が多数生息するため、誰も壁の外には出たいとは思っていなかった。

それでも外の世界を夢見るエレンは、壁外で巨人と戦闘をする調査兵団に憧れていた。

そんなある日、50mの壁を越える超大型巨人によって壁が破壊されるのであった。
目の前で母親を巨人に食べられたエレンは、自分の無力さと巨人の驚異を実感し、全ての巨人を駆逐するため調査兵団に入隊することを決意する。

厳しい訓練を重ね、晴れて調査兵団になったエレンたちだったが、またもや巨人に壁を破壊され、強制的に戦闘を行うことになる。
まだ未熟な兵士だったエレンは親友を庇って巨人に食べられるのであった。

単行本一巻を読んだところ、大きさの違う巨人や能力を持った巨人が登場して謎が深まるばかりですね!
まさかの一巻のラストシーンであっさり食べられてしまったエレンですが、
今後どのようになるのか!?
本当に死んだのか? それとも...
全く予想外な展開が待ち受ける進撃の巨人!!
今後が見逃せない!


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漫画 世界鬼紹介

叔父一家から性的虐待やネグレストを受ける劣悪な環境で暮らしている主人公東雲あづまは、鏡の中に幻想が見える奇病「鏡の国のアリス症候群」を患っていた。

あづまが外出中に鏡の外で人を殺しているバケモノを目撃する。
あづまはバケモノに対してなんの感心もなかったが、そのまま異空間「ワンダーランド」に召喚され、バケモノと戦う戦士「アリス」として戦う事を命じられる。

「アリス」のメンバーは6人で皆、あづま同様「鏡の国のアリス症候群」を患っており、心に深い闇を抱えていた。(心の闇が深ければ深いほど個人の能力が上がる)

バケモノや全ての物に感心がないあづまは、戦うことはしなかったが、バケモノに止めを刺す際に消費するエネルギーをその者の身近な人の命によって賄う「予備タンクシステム」を知り、あづまは最強の戦士となるのであった。


本作は1話目からショッキングな内容な為、読むのに覚悟がいるが、あづまが覚醒してからの展開が最高にスッキリして面白い。
漫画「GANTZ」や「ぼくらの」をリスペクトしている作品なので、2つの要素も兼ね備えている。
メインキャラが相当な闇を抱えているので、戦いの中からどんどん成長していく様子が、心を揺さぶられるおすすめの作品だ。


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ファイアパンチ 紹介

舞台は氷で世界が覆われた地球。
一般の人間とは別に、生まれながらに「奇跡の力」を使える祝福者が存在する。
主人公アグニと妹のレナは再生の能力をもつ祝福者で、村の飢えを凌ぐ為自らの手足を切り落としては村の住人に食糧として与えていた。
そんなある日、そのことがベヘムドルグ王国のドマ率いる軍隊に見つかってしまい、ドマの能力「朽ちるまで燃え続ける炎」によって村ごと焼き払われてしまう。
レナは再生の能力が弱く、村の住人同様焼かれて死んでしまうが、アグニは全身焼かれながらも再生する「炎の男」となってしまう。
アグニはレナが死の直前に放った「生きて」という言葉を守り、生きていく事を決める。
そして、8年間痛みに耐え続けた後、ドマへの復讐を決意する。

本作ではアグニの復讐劇がメインになっている為、過激な描写が多いが、単行本1巻後半から登場するトガタによって、一気に映画のパロディーやコメディ要素が増えるので読みやすい。
トガタのただの思いつきの行動や、アグニの優柔不断な考えや行動が多いので毎話全く予想を上回ってくる展開となっている。
ちなみにアグニは燃え続けている痛みでしっかり思考が働いていない為、アグニへの感情移入はしづらい。

 



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