漫画 世界鬼紹介

叔父一家から性的虐待やネグレストを受ける劣悪な環境で暮らしている主人公東雲あづまは、鏡の中に幻想が見える奇病「鏡の国のアリス症候群」を患っていた。

あづまが外出中に鏡の外で人を殺しているバケモノを目撃する。
あづまはバケモノに対してなんの感心もなかったが、そのまま異空間「ワンダーランド」に召喚され、バケモノと戦う戦士「アリス」として戦う事を命じられる。

「アリス」のメンバーは6人で皆、あづま同様「鏡の国のアリス症候群」を患っており、心に深い闇を抱えていた。(心の闇が深ければ深いほど個人の能力が上がる)

バケモノや全ての物に感心がないあづまは、戦うことはしなかったが、バケモノに止めを刺す際に消費するエネルギーをその者の身近な人の命によって賄う「予備タンクシステム」を知り、あづまは最強の戦士となるのであった。


本作は1話目からショッキングな内容な為、読むのに覚悟がいるが、あづまが覚醒してからの展開が最高にスッキリして面白い。
漫画「GANTZ」や「ぼくらの」をリスペクトしている作品なので、2つの要素も兼ね備えている。
メインキャラが相当な闇を抱えているので、戦いの中からどんどん成長していく様子が、心を揺さぶられるおすすめの作品だ。


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